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尿意促迫症・促迫失禁に対する水力学的膀胱拡大法の効果
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ページ範囲:P.405 - P.405
文献購入ページに移動症例は促迫失禁を主訴とする患者で,泌尿器科的検査で,神経障害,尿路感染,尿路奇型などのない者で,膀胱内圧測定,尿道膀胱映画撮影にて無抑制性膀胱である症例が選ばれた。膀胱の拡張法は,高位の硬膜外麻酔下に膀胱鏡にて内景と膀胱容量を精査した後に,18F FoleyCatheterにcondomをつけHelm-stein法に準じて水圧にて膀胱を拡大する。拡張膀胱圧は患者の収縮期血圧と一致させ,拡張継続時間は30分として4回拡張を行なう。各回毎に膀胱を空虚にしてその度に膀胱容量を計測する。患者は拡張終了の翌日は退院せしめ,経過を観察した。検査結果についてみると,まず内視鏡では排尿障害の原因となる狭窄症はないにかかわらず,全例に程度の差はあつたが肉柱形成が認められた。典型的な好成績の症例では,4回の拡張時の各回容量測定にて,各回毎に膀胱容量の増大が認められている。
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