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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻5号

1975年05月発行

文献概要

原著

Flexible cystofiberscopeによる直視下細胞診

著者: 田崎寛1 尾関全彦1 古屋修2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室 2慶応義塾大学医学部フォトセンター

ページ範囲:P.417 - P.422

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はじめに
 尿の細胞診は尿路上皮性の悪性腫瘍のスクリーニングの方法としては極めて有力な方法であるにもかかわらず臨床の実際における評価は高いとは言えない現状である。しかし,職業性膀胱癌のスクリーニングの場合には,工場衛生管理の立場から信頼できるcytotechnologistが全国的に配置されて細胞診を中心にsystemicな監視体制が整えられつつある。
 われわれは職業性膀胱癌のpotencyを持つ某染料工場の従業員約200名と一般の膀胱癌症例約150例の術後の経過観察を行なつている間に,尿細胞診の現状に多くの疑問を感じ内視鏡の直視下に細胞を採取することを考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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