文献詳細
原著
子宮頸癌術後の排尿障害に関するわれわれの新しい二知見
著者: 三浦清巒1 河村信吾1 山辺徹1
所属機関: 1長崎大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.481 - P.486
文献概要
子宮頸癌に対する手術療法後の排尿障害が強く頑固であるのは衆知のことであるが,子宮頸癌5年治癒者における遠隔予後については未だよくわかつていない状態である。
また最近は子宮頸癌が早期に発見される場合が多く,このような症例の大部分に対しては従来の広汎性子宮全摘術(広汎術)にかわつて準広汎性子宮全摘術(準広汎術)が適用されるのが普通であるが,本術式後の排尿障害については不明である。
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