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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻6号

1975年06月発行

原著

前立腺肥大症による水腎尿管症の1例

著者: シータンウン1 斉藤豊一1 小川浩1 西蔭三郎2

所属機関: 1虎の門病院泌尿器科 2虎の門病院外科系病棟

ページ範囲:P.511 - P.514

文献概要

緒言
 尿路の通過障害は尿路のあらゆる部分に起こりうる。これには機械的,機能的,そして器質的なものがある。このうちで早期発見によつて,外科的治療法により顕著な効果を期待できるのは機械的通過障害である。慢性的な上部尿路通過障害は大部分自覚症状がないか,あつても症状の出るのは遅い。同様に下部尿路の狭窄もときどき自覚症状がでないのがある1)。このためにしばしば尿路通過障害によつて不可逆性の腎機能障害を来すことがある。われわれは最近前立腺肥大症によると思われる腎機能障害1例を経験したのでその治療前後の臨床経過を報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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