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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻7号

1975年07月発行

原著

YPAT-1による砕石(予報)

著者: 高崎悦司1 島野栄一郎1 永田正義1

所属機関: 1独協医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.571 - P.574

文献概要

緒言
 YPAT-1(Urat-1)は膀胱結石を砕く目的で作られた器械であり,その破砕作用は流体内での放電にて起こされた衝撃波によつて凝結物を砕く電気水圧効果(electrohydraulic effect)に基づく。これは1950年にソ連邦の技師L.A.Jutkinが発見したといわれ,この効果を利用した砕石器YPAT-1はソ連邦泌尿器科医Prof.A.J.Pytelらにより高く評価されて,1967年にはMontreal World Fairで初めてソ連邦以外に展示された1)。それ以後欧米各所で試みられるようになり,ドイツ,フィンランド,ブルガリヤ,アメリカ,イギリスなどからも臨床報告がなされている。われわれもこのYPAT-1を使用する機会を得たので,今回はまずin vitroおよび動物での実験結果を中心に報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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