文献詳細
原著
文献概要
緒言
YPAT-1(Urat-1)は膀胱結石を砕く目的で作られた器械であり,その破砕作用は流体内での放電にて起こされた衝撃波によつて凝結物を砕く電気水圧効果(electrohydraulic effect)に基づく。これは1950年にソ連邦の技師L.A.Jutkinが発見したといわれ,この効果を利用した砕石器YPAT-1はソ連邦泌尿器科医Prof.A.J.Pytelらにより高く評価されて,1967年にはMontreal World Fairで初めてソ連邦以外に展示された1)。それ以後欧米各所で試みられるようになり,ドイツ,フィンランド,ブルガリヤ,アメリカ,イギリスなどからも臨床報告がなされている。われわれもこのYPAT-1を使用する機会を得たので,今回はまずin vitroおよび動物での実験結果を中心に報告したい。
YPAT-1(Urat-1)は膀胱結石を砕く目的で作られた器械であり,その破砕作用は流体内での放電にて起こされた衝撃波によつて凝結物を砕く電気水圧効果(electrohydraulic effect)に基づく。これは1950年にソ連邦の技師L.A.Jutkinが発見したといわれ,この効果を利用した砕石器YPAT-1はソ連邦泌尿器科医Prof.A.J.Pytelらにより高く評価されて,1967年にはMontreal World Fairで初めてソ連邦以外に展示された1)。それ以後欧米各所で試みられるようになり,ドイツ,フィンランド,ブルガリヤ,アメリカ,イギリスなどからも臨床報告がなされている。われわれもこのYPAT-1を使用する機会を得たので,今回はまずin vitroおよび動物での実験結果を中心に報告したい。
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