文献詳細
Urological Letter・179
文献概要
移行上皮癌のfollow up期間を決めることは難かしい。このW.U.C.Letterでも前に論じられたことがある。最初の5年間は3ヵ月に一度膀胱鏡検査をする,もしその間に再発がなければ,次の5年間は6ヵ月に一度とし,その間に再発がなければ,それ以後はずつと年に一度の検査をしてゆくべきである。再発したときは上記の計画を初めからやり直す,ということであつた。
筆者は1960年に52歳の男子患者の,一つの小腎杯粘膜から生じた腎盂の移行上皮癌を診,腎尿管全摘出術を行なつた。病理検査で腎杯からの乳頭状移行上皮癌で浸潤性であり第Ⅱ度と分つた。
筆者は1960年に52歳の男子患者の,一つの小腎杯粘膜から生じた腎盂の移行上皮癌を診,腎尿管全摘出術を行なつた。病理検査で腎杯からの乳頭状移行上皮癌で浸潤性であり第Ⅱ度と分つた。
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