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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻1号

1976年01月発行

Urological Letter・179

Ⅰ.癌;そのfollow upすべき期間は何年か/Ⅱ.女子の膀胱憩室

ページ範囲:P.20 - P.20

文献概要

 移行上皮癌のfollow up期間を決めることは難かしい。このW.U.C.Letterでも前に論じられたことがある。最初の5年間は3ヵ月に一度膀胱鏡検査をする,もしその間に再発がなければ,次の5年間は6ヵ月に一度とし,その間に再発がなければ,それ以後はずつと年に一度の検査をしてゆくべきである。再発したときは上記の計画を初めからやり直す,ということであつた。
 筆者は1960年に52歳の男子患者の,一つの小腎杯粘膜から生じた腎盂の移行上皮癌を診,腎尿管全摘出術を行なつた。病理検査で腎杯からの乳頭状移行上皮癌で浸潤性であり第Ⅱ度と分つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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