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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻1号

1976年01月発行

文献概要

原著

腸間膜嚢腫,Grawitz腫瘍を合併し,肋骨転移を来した右腎原発の血管線維肉腫の1剖検例

著者: 山際裕史1 細井哲2 関口和夫2 松井公生3 大串典雅4

所属機関: 1三重大学医学部中検病理 2市立伊勢総合病院整形外科 3市立伊勢総合病院外科 4市立伊勢総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.51 - P.55

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はじめに
 腎に発生する腫瘍の中で,良性腫瘍は稀ではないが,普通は無症状で剖検時に発見されることが多い。一方,悪性非上皮性腫瘍(肉腫)は極めて稀である。
 本稿は,右腎に発生した血管線維肉腫の左第9肋骨への転移を初発症状とし,右腎にはGrawitz腫瘍を合併していた極めて稀で,盲腸間膜にも腸間膜嚢腫を合併していた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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