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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻1号

1976年01月発行

小さな工夫

カテーテル・マンドリン

著者: 田宮高宏1 高塚慶次1

所属機関: 1砂川市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.79 - P.79

文献概要

 新しい型のカテーテル・マンドリンを工夫し作製した。太さはFr.8〜12の5本組で,長さは60cm,先端はDittel氏尿道ブジーと同じ形である。狭窄箇所のある尿道や腎瘻に,比較的太いカテーテルを留置しようとするとき,このマンドリンを用いると,カテーテルの内径に適合した番数のものを選ぶことができるため,従来のマンドリンを用いた場合よりも確かな感触で作業を遂行できる。また,ストッパーをつけてあるので,カテーテルの長さ、先穴の有無を問わず使用することができる(付図)。
 尿道や腎瘻の処置を行なう際に,かなり太い金属ブジーで通路をsonudすることができるにかかわらず,ゴムまたはラテックス製の軟かいカテーテルがうまく挿入できないという場面に泌尿器科医はしばしば遭遇する。とくに問題なのはできれば比較的太いカテーテルを留置したいという場合である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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