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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻10号

1976年10月発行

文献概要

シンポジウム 下部尿路感染症の再発要因をめぐつて

女子再発性膀胱炎—特に感染菌ならびに尿道に関連をもつ二,三の再発要因について

著者: 島村昭吾1 水戸部勝幸2

所属機関: 1札幌逓信病院泌尿器科 2札幌医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.841 - P.848

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はじめに
 女子の急性単純性膀胱炎は罹患率が高く,しかも繰り返されることが少なくない点で臨床上注目される。自験例でも患者の23%は1年以内に1回以上の再発を認める。その再発要因について文献上様々な意見がある。私どもは再発の要因として,parasite側の二,三の問題点およびhost側の問題点の中から特に細菌の侵入門戸となる尿道をとりあげ再発との関連を検討した。
 ここに述べる再発(反復)はあくまでも急性単純性膀胱炎を反復することであり,泌尿器科的一般検査によつて基因を明らかにしうる症例は除外した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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