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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻10号

1976年10月発行

症例

経皮的腎生検による腎内動静脈瘻の1例

著者: 小松原秀一1 坂田安之輔1 浜斉2

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科学教室 2新潟大学医学部内科学第1教室

ページ範囲:P.869 - P.872

文献概要

緒言
 腎動脈撮影,特に経時的連続撮影法の普及に伴つて,腎内動静脈瘻症例が発見されることが多くなつているが,腎病変に加えて心循環動態に影響を及ぼす特異な病態が注目されている。著者らは,腫瘍腎の血流量および腎静脈血の酸素濃度の検討から,X線上,hypervascularizedの腫瘍腎においては,動脈撮影で動静脈瘻が描出されなくとも,例外なく腫瘍性動静脈瘻の循環動態をとつていることを先に述べた1)。今回は,後天性腎動静脈瘻の中では代表的といわれる腎生検後の動静脈瘻症例を経験したので,ここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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