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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻11号

1976年11月発行

綜説

超音波検査法の意義

著者: 渡辺泱1

所属機関: 1京都府立医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.911 - P.922

文献概要

はじめに
 編集部から表題のようなテーマの執筆を依頼されたが,これだけではいつたいどういう意義について述べたらよいのか,もうひとつはつきりしない。いろいろ考えたが,私も超音波の世界に足を踏みいれてからそろそろ足かけ10年になるので,超音波検査が工学や医学の分野の中で実際のところどういう地位を占めているのか,またどういう方向に進まねばならないのか,などという問題について私なりの感想や意見をもつようになつた。もちろん私の専攻は超音波検査の泌尿器科的応用に限られているから,今までこういう広い主題について書いたことは一度もないが,ちようどよい機会なので,この際ある程度主観的な感想や意見を述べてみるのも意義のないことではないと思いたつた。
 話の都合上,どうしても先に超音波検査の概要について説明しておかなければならないし,本誌は泌尿器科の専門誌であるから,とくに超音波検査の泌尿器科的応用についても強調しなければならない。それでこのような木に竹をついだような構成となつたが,それぞれの章を独立してお読みいただいても理解できるように留意したつもりなので,何とぞ御容赦願いたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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