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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻11号

1976年11月発行

原著

脊髄損傷者の尿道皮膚瘻

著者: 石堂哲郎1 増田聡子1 宮崎一興1

所属機関: 1神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科

ページ範囲:P.935 - P.940

文献概要

はじめに
 脊髄損傷患者の急性期尿路管理法としては無菌間歇導尿法が良い方法であるとされている1,2)。しかし,この方法が一般に普及して広く行なわれている訳ではなく,慢性期を含めて,尿道への無雑作なカテーテル留置が多く行なわれているのが現状である。われわれはこの無雑作なカテーテルの尿道留置による尿道皮膚瘻・尿道憩室など尿道の合併症に遭遇し,その治療に苦労させられている。われわれは現在まで約8年間に23例の脊髄損傷者に発生した尿道皮膚瘻を経験した。これらについて,その成因,診断,予防法,治療法などについて検討する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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