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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻11号

1976年11月発行

症例

尿浸潤の4例と本症の本邦26例の統計的観察

著者: 石塚栄一1 福島修司1 岩本晃明1

所属機関: 1横浜市立市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.971 - P.974

文献概要

緒言
 尿浸潤は,サルフア剤の発見以前には死亡率が50%にも達する治療の困難な疾患であつた1)。化学療法の発達により尿浸潤の発生率や死亡率は著明に減少し2),本症を経験することも少なくなつた。しかし,化学療法の進歩した現在においても,尿浸潤を放置すれば尿浸潤の広範囲な拡大や壊疽を生じ,さらに敗血症まで起こすおそれのある疾患である。
 われわれは横浜市立市民病院において本症の4例を経験したので報告し,1946年1月から1975年12月までの30年間において,われわれが集め得た本邦報告例22例3〜19)に自験例4例を加えて26例について統計的観察を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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