icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻12号

1976年12月発行

手術手技

サンゴ状結石の手術(1)—腎部分切除術

著者: 池上奎一1 酒本貞昭1 山崎浩蔵1

所属機関: 1熊本大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1013 - P.1016

文献概要

はじめに
 腎部分切除術(部分的腎摘出術,partial neph-rectomy)は腎結石,腎結核などに対する手術方法の一つとして確立されているが,本来は限局した腎病巣に対する手術であり,腎結石の場合には,一部の腎杯に局在し,しかも限局性の炎症や腎杯拡張を伴うものが最もよい適応となる。サンゴ状結石は必ずしも常に本法の適応となるわけではなく,著者もすべてのサンゴ状結石に腎部分切除術を施行しているわけではないが,症例によつては下部腎部分切除術lower partial nephrectomyは捨て難い術式と考えている。
 本稿ではサンゴ状結石に対する下部腎部分切除術の利点,適応,手術手技などについて概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら