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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻12号

1976年12月発行

症例

両側完全重複尿管症例に対する回腸導管造設術の経験

著者: 河村信夫1 大越正秋1 加藤幹雄1 田崎寛2

所属機関: 1東海大学医学部泌尿器科学教室 2慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1059 - P.1062

文献概要

緒言
 膀胱腫瘍などに対して,回腸導管による尿路変更術を行なう方法が近年特に増加してきている。膀胱全摘除も尿路変更も容易に行ない得る症例については問題がないが,先天性または後天性に特異な状態が存する時の処置は症例も少ないし確立した処置の方法もないように思われる。
 われわれは先天性の両側完全重複尿管を有する膀胱癌の患者に膀胱全摘,回腸導管術を施行し,良好な結果を得た症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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