文献詳細
原著
文献概要
緒言
馬蹄鉄腎に他の先天性奇形や結石,水腎,結核などの二次的病変を合併しやすいことはよく知られている。しかし,腎腫瘍の合併は非常にまれで,特にGrawitz腫瘍の合併は本邦文献上,土屋ら(1957)1),吉田(1957)2),加藤ら(1966)3),本村ら(1972)4),鈴木ら(1974)5)の5例を数えるのみである。最近,われわれは馬蹄鉄腎に発生したGrawitz腫瘍の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
馬蹄鉄腎に他の先天性奇形や結石,水腎,結核などの二次的病変を合併しやすいことはよく知られている。しかし,腎腫瘍の合併は非常にまれで,特にGrawitz腫瘍の合併は本邦文献上,土屋ら(1957)1),吉田(1957)2),加藤ら(1966)3),本村ら(1972)4),鈴木ら(1974)5)の5例を数えるのみである。最近,われわれは馬蹄鉄腎に発生したGrawitz腫瘍の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
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