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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻3号

1976年03月発行

原著

血漿PSPの臨床的検討

著者: 岡所明1 折戸松男1 菅田敏明1 中下英之助1 大川光央1 黒田恭一1

所属機関: 1金沢大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.227 - P.232

文献概要

緒言
 泌尿器科領域において,総腎機能を定量的に評価することは臨床上不可欠のことである。現在広く一般に用いられているクリアランス試験,薬物排泄試験などは採尿という操作が必須である。尿路死腔を有する場合(特に上部尿路死腔),または尿瘻や尿路変向のために正確な採尿が不可能な場合,または高度の血尿の場合には正確な値を知ることができないという欠点がある。また,レノグラム,排泄性腎盂撮影でも腎機能を推量することはできるが,数量的に表現することはまだ一般化されていないのが現状である。われわれはGault15)によつて発表された血漿PSP減衰率(PSP-lndex,PSPIと略す)を測定し,検討を行なつたのでその成績について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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