文献詳細
原著
文献概要
緒言
前立腺癌の診断は直腸内指診によるものであり,硬い結節が触れたときに前立腺癌が考慮されるというのがどの教科書にも書いてある常識である。しかし,原則はつねに例外を伴うものであり,触診所見のみを頼りにしていると意外に誤診する機会が多い。最近では前立腺癌の3分の1は触診でわからないとさえいわれている。このような癌がすべて非活動性のものであれば臨床上問題にする必要は少ないが,実際には触診上良性疾患を思わせる前立腺のなかに,悪性度の高い癌がふくまれている。
前立腺癌の診断は直腸内指診によるものであり,硬い結節が触れたときに前立腺癌が考慮されるというのがどの教科書にも書いてある常識である。しかし,原則はつねに例外を伴うものであり,触診所見のみを頼りにしていると意外に誤診する機会が多い。最近では前立腺癌の3分の1は触診でわからないとさえいわれている。このような癌がすべて非活動性のものであれば臨床上問題にする必要は少ないが,実際には触診上良性疾患を思わせる前立腺のなかに,悪性度の高い癌がふくまれている。
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