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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻5号

1976年05月発行

Urological Letter・184

膀胱頸部狭窄の治療法

ページ範囲:P.411 - P.411

文献概要

 膀胱頸部狭窄は膀胱頸部のcircular fiberをほんの少し切除したときでも起こることがある。診断はそのほとんどが患者の訴える症状と膀胱鏡所見から容易につけられる。この狭窄をKollmanの拡張器で拡張することはなかなか困難である。これで拡張してもほとんどの場合不十分である。
 簡単で,迅速で,そしてしばしば根治させうる方法がある。それはまず18ないし22Frのパンエンドスコープを通すことであり,これが通つたら6FrのBugbee電極をoperating elementにつけて通すのである。外筒が膀胱頸部を通るためには,その通り路をその電極で切開することが必要なことがある。狭窄を治すためには膀胱頸部を4時,6時,8時の部位で深く切開することが必要である。しかし,組織を少しでも切除してはならない。出血は通常まつたくないし,カテーテルは普通48時間留置しておく。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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