文献詳細
原著
微量尿糖試験紙(Urotrace)による尿路感染症の診断的価値について
著者: 戎野庄一1 北川道夫1 三軒久義1 蔵野洋2
所属機関: 1国立大阪南病院泌尿器科 2国立大阪南病院中検細菌検査室
ページ範囲:P.487 - P.491
文献概要
Schersten and Fritz(1967)2)が2mg/dl以下の尿糖値を示すものが有意細菌尿とよく相関し,これは尿が膀胱内に滞留中に尿中の細菌により尿糖が消費されると考えられると報告している。更に翌年3)には,微量尿糖を測定できる試験紙を考案し,その有用性を強調している。
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