icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻6号

1976年06月発行

症例

傍糸球体細胞腫の1治験例

著者: 白岩康夫1 一条貞敏1 伊達智徳1 今村厳1 横山純1 平井庸夫1 熊佳伸1 長沢正人1

所属機関: 1福島県立医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.507 - P.510

文献概要

緒言
 高レニン性高血圧症の多くは腎血管性のものであり,腎動脈狭窄による腎虚血がその原因とされる。一方,腎血管に病変がないのに血漿レニン活性が上昇するものがあり,レニン産生ウィルムス腫瘍を挙げることができる。さらに近年,傍糸球体細胞より発生したと考えられるレニン分泌性腎腫瘍による高血圧症の報告がみられるようになつた。最近われわれは腎摘除によつて高血圧を正常化できた傍糸球体細胞腫の1例を経験したので若干の考察を加えて報告する。なお寺嶋ら1)はこの症例について病理組織学的に詳細な検討を加え,すでに発表している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら