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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻7号

1976年07月発行

手術手技

腎腫瘍摘出術(2)—後腰部到達法

著者: 鈴木騏一1 川村俊三1 沼沢和夫1

所属機関: 1山形大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.559 - P.562

文献概要

はしがき
 腎腫瘍は泌尿器科領域の悪性腫瘍のうちそれ程多くはないが,初期における特有な症状の少ないことから,現在でも予後不良で,臨床上重要疾患の1つである。また腎腫瘍は成人での腎実質腫瘍と,腎盂腫瘍小児に発生するウィルムス腫瘍であるが,その治療法は目下のところ手術が最も有力な手段である。すなわち術式としては根治的腎摘出術を行なうことは当然であるが,この場合問題となるのは,腎への到達法である。大別すると後腰部斜切開法,傍腹直筋切開経腹膜到達法,胸腰部到達法の三者がある。
 今回われわれに与えられたテーマは,後腰部斜切開法なので,以下この術式について述べたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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