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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻7号

1976年07月発行

原著

Primary(Non-Obstructive)Vesicoureteral Refluxの上部尿路に及ぼす影響

著者: 斎藤清1 高井修道1 寺島和光2

所属機関: 1横浜市立大学医学部泌尿器科学教室 2神奈川県立こども医療センター泌尿器科

ページ範囲:P.577 - P.582

文献概要

 Vesicoureteral reflux(以下VURと略)が腎・尿管に及ぼす影響については,今日までに発表された多数の論文の中で,いろいろと論議されているが,いまだ意見の一致をみるに至つていない。臨床的に,VURが水腎,水尿管,慢性腎盂腎炎さらに慢性腎不全の発生に重大な役割を演じていることは予想されるが,しかし,VURが上部尿路に与える影響について,長期間にわたつて臨床的に観察した報告は比較的少ない。特に成人のVURについての報告は少ない。
 われわれは,今回最近5年間に当教室で観血的ならびに保存的治療を受け,最低6ヵ月,最大5年間のFollow-upのできた27症例における上部尿路の変化について検討を加えたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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