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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻7号

1976年07月発行

症例

腎部分切除術によつても血圧下降のみられなかつた腎血管性高血圧症の1例

著者: 白岩康夫1 一条貞敏1 伊達智徳1 今村厳1 横山純1 平井庸夫1 熊佳伸1 長沢正人1

所属機関: 1福島県立医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.601 - P.604

文献概要

緒言
 近年の腎性高血圧症に関する報告は多く,このことについてすでに検討しつくされたかの観がある。しかし,諸家の治療成績をみると良好な結果ばかりとはいえず,なお問題が残されているようである。最近われわれは腎部分切除術後も血圧下降のみられなかつた腎血管性高血圧症に対し,腎摘除術を行なうことにより高血圧を正常化できた症例を経験したので報告し,さらに腎血管性高血圧症に対する腎部分切除術について若干の考察を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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