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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻7号

1976年07月発行

文献概要

症例

外傷性尿管断裂の1例

著者: 中橋満1 里見佳昭1 山崎彰1

所属機関: 1横須賀共済病院泌尿器科

ページ範囲:P.609 - P.612

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緒言
 われわれが遭遇する尿管外傷は骨盤内臓器を対象とする手術の際の偶発症として起こるものや,尿管カテーテリスムス時における人為的なものが多く,外力による尿管外傷は珍しいとされている。したがつて,外傷の患者が血尿や側腹痛などを訴えた場合,われわれはまず腎外傷を考え保存的に観察する場合が多い。しかし,われわれは最近,血尿・側腹痛などを訴えたため腎外傷と考え手術時機を逸し,腎摘除術を行なわざるを得なかつた尿管断裂の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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