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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻8号

1976年08月発行

原著

X線上の腎位置,特に右腎高位例について—付:肋軟骨石灰化

著者: 大矢正巳1

所属機関: 1国立大蔵病院泌尿器科

ページ範囲:P.647 - P.650

文献概要

緒言
 普通右腎は左腎より低位にあり,肝の存在圧迫によるためとされているが,時に右腎が高位にあつてとまどうことがある。このような右腎高位例はどの程度みられるものか,またどうして高位にあるのかなど,日頃の疑念について検討を試みた。
 対象は当科で行なつた静脈性腎盂撮影例,男500例,女500例,計1,000例で,臥位と立位における両腎の位置を計測した。脊椎の曲りの目立つものや,手術既往例,水腎,重複腎,腎輪廓の不明なものなど計測に適さないもの,および15歳以下,80歳以上は除いた。もちろん左右マークのつけちがいや,反復撮影例の重複集計のないことを確認した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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