icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科30巻9号

1976年09月発行

原著

膀胱癌における尿細胞診の検討

著者: 沼沢和夫1 川村俊三1 鈴木騏一1 今井克忠2 杉田篤生2

所属機関: 1山形大学医学部泌尿器科学教室 2東北大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.765 - P.769

文献概要

緒言
 膀胱腫瘍の診断法としては内視鏡的検査が診断の確実性,簡便性からその主役をなしていることはいうまでもないが,この他に種々の補助的診断法がみられる。その一つとして尿細胞診があるが,とくに本法は職業性膀胱癌のスクリーニングや,術後の経過観察,あるいは内視鏡的に診断のつかないca.in situの診断に有効であることが認められている。東北大学泌尿器科学教室においては,1971年より尿路腫瘍に対して尿細胞診を行なつてきているが,今回膀胱腫瘍例における尿細胞診の成績を組織像と対比観察し,その有効性について検討してみたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら