文献詳細
手術手技
腎盂尿管移行部狭窄に対する形成術(1)—Anderson-Hynes腎盂形成術
著者: 坂本公孝1 有吉朝美1 大島一寛1
所属機関: 1福岡大学医学部泌尿器科学教室
ページ範囲:P.7 - P.11
文献概要
いずれの術式もそれぞれ長短あわせ有するので,手術書を繙いてもどの方法が良いのか選択に迷うほどである。ことに腎盂尿管移行部の連続性を保つか否かについては,なお意見の統一をみない現状である(HinmanおよびCulp2))。わが国では,比較的最近まで連続性を離断しない方が良いとする見解が強かつたようで(岡3)),筆者の一人坂本も以前はできるだけ連続性を保持する術式を応用していた。
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