文献詳細
症例
文献概要
緒言
悪性の後腹膜腫瘍は発育速度が速く,その発生部位が深部で比較的に粗な結合織の中であるため,症状の発現が遅く早期診断が困難な,予後の不良な疾患である。本邦における報告例は最近増加の傾向がみられるが,病理診断の向上によるものと考えられる。
私達は,最近の5年間に3例の原発性後腹膜脂肪肉腫を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告した。
悪性の後腹膜腫瘍は発育速度が速く,その発生部位が深部で比較的に粗な結合織の中であるため,症状の発現が遅く早期診断が困難な,予後の不良な疾患である。本邦における報告例は最近増加の傾向がみられるが,病理診断の向上によるものと考えられる。
私達は,最近の5年間に3例の原発性後腹膜脂肪肉腫を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告した。
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