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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻11号

1977年11月発行

パネルディスカッション

脊損者におけるTURと外尿道括約筋切開術

著者: 宮崎一興1 小柳知彦2 大沼徹太郎3 並木徳重郎4 石堂哲郎5 紺屋博暉6 岩坪暎二7

所属機関: 1神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科 2北海道大学医学部泌尿器科学教室 3東北大学医学部泌尿器科学教室 4干葉労災病院泌尿器科 5神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科 6大阪労災病院泌尿器科 7九州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.949 - P.976

文献概要

はじめに
 本学会土屋弘吉会長の御指名により,評議員各位からのアンケートを参考とし,脊損治療上,泌尿器科領域の具体的問題として「脊損者におけるTURと外尿道括約筋切開術の適応とその成績」をパネルディスカッションで討論して頂くこととした。
 脊髄膀胱の排尿改善を目的としたTURが最初に登場したのはEmmett (1945)の報告であるが,以後,欧米ではTURが大変普及し,臨床報告も相次ぎ,治療手段としては不動の地位を占めている。本邦では十数年前からTURが次第に普及し,現在では神経因性膀胱の治療法としてpopu-larなものになりつつあるが,その理論的背景,あるいはどの部分をどの位切除するのが最も効果的であるかといつた細かい問題になると,意見が必ずしも一致していない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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