文献詳細
原著
済生会中央病院において最近の4年間にみられた尿路結石症の臨床統計的観察
著者: 木下英親1 松下一男1
所属機関: 1済生会中央病院泌尿器科
ページ範囲:P.1005 - P.1009
文献概要
尿路結石症(以下尿石症と略す)は,泌尿器科疾患の中でも主要なものであり,臨床的,統計的観察に関する報告も数多くなされている1〜4)。われわれは1972年1月より1975年12月までの4年間に済生会中央病院泌尿器科であつかつた尿石症の外来患者,入院患者について,臨床統計的観察を行なつたので報告する。尿石症の既往がありその経過観察,再発の有無についての診断を目的として来院した者,尿管結石患者については,来院時のレントゲン検査で明確な結石像を得なくても,臨床的に診断が明らかな場合には集計に加えた。前立腺結石は集計に含めなかつた。各部位別経過の集計は1976年4月未日現在で行なつた。
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