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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻12号

1977年12月発行

文献抄録

外傷後のPriapismの治療

ページ範囲:P.1083 - P.1083

文献概要

 著者らは10年間に外傷によるpri-apismの7例を経験しその予後について報告している。
 症例は21歳より50歳の7例で,外傷の種類は直接陰茎打撲,高所よりの落下,モーターバイク事故,あるいは仕事中の重量物打撃事故などであり,事故後24時間ないし10日後にpriapismが発生した。7名中4名はいわゆる姑息的な療法として海綿体内容吸引,冷罨法,麻酔法を施行し,手術的方法としては1例にsa-phenocavernosa shunt,2例にcor-porospongiosum吻合法を行なつた。全例において損傷の浮腫消褪と共に一時的に性交能力も回復したが,後になつて勃起不全のために性交時の不満を訴えるようになつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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