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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻12号

1977年12月発行

原著

神経因性膀胱障害に前立腺肥大症を合併した1症例の治療法

著者: 並木徳重郎1 柳重行1 安田耕作2

所属機関: 1千葉労災病院泌尿器科 2千葉大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1085 - P.1088

文献概要

緒言
 近年老人で泌尿器科を訪れる患者の数が増加しており,したがつて老人の身体的な状況を十分把握した上で治療方針を定めねばならない機会が多い。ここに示す症例も,2,3の病院を訪問して,前立腺肥大症という診断のもとに手術をすすめられていた症例であるが,当院での精査の結果,既往の潜凾病による神経因性膀胱障害を合併せる軽度の前立腺肥大症ということで治療法に一考を要した症例であり,その検査成績,治療法などを報告し,更に潜凾病による神経因性膀胱障害や,最近問題の焦点となつている膀胱頸部の交感神経支配と尿道内圧との関係やX線透視下尿道内圧測定法などに関しても言及したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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