文献詳細
交見室
文献概要
本誌31巻10号掲載の藤田公生氏執筆の「経尿道的前立腺切除術の輸液」を興味深く読んだ。まず同氏が単身赴任された佐久総合病院で比較的短年月の間に600例を越えるTURを行ない,まつたく輸血も行なわず,好成績をあげられているご努力に心から敬意を表する。
TUR-Pは出血や灌流液吸収によるTUR反応などの問題があるため,術中の患者管理に十分な注意が必要である。しかし,TURの普及が未だ十分とはいえない現在,その管理に熟練した麻酔医の数は,わが国ではまだ極めて少ないと思う。
TUR-Pは出血や灌流液吸収によるTUR反応などの問題があるため,術中の患者管理に十分な注意が必要である。しかし,TURの普及が未だ十分とはいえない現在,その管理に熟練した麻酔医の数は,わが国ではまだ極めて少ないと思う。
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