icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻2号

1977年02月発行

文献概要

症例

PMSG療法が有効であつたと思われる男子不妊症の1例

著者: 長田尚夫1 井上武夫1 平野昭彦1 田中一成1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.165 - P.168

文献購入ページに移動
 男子不妊症治療の究極の目的は妊娠を成立させることである。その病因の大部分を占める造精機能低下に対していろいろな治療法がなされているが,いまだ満足な成績が得られていない。精液所見が改善されて治療法が有効だとしても妊娠に結びつかなくては必ずしも成功したとはいえない。
 われわれは,乏精子症の男子不妊症患者にpre-gnant mare serum gonadotropin (PMSG)療法を行ない,挙子に成功した。その後患者の強い希望から同じ治療を繰り返し,結局4クール試みて3児を得た興味ある症例を経験した。その臨床経過の概要を報告し,PMSG療法について若干の考察をおこなつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら