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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻3号

1977年03月発行

手術手技

腎瘻造設術の経験—水腎の程度とその適応術式

著者: 三品輝男1

所属機関: 1京都府立医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.217 - P.219

文献概要

はじめに
 泌尿器科領域で行なわれている各種尿路変更術の中でも腎瘻造設術は比較的よく用いられる尿路変更法である。その適応としては,1)水腎症で腎盂尿管形成術の一次手術として腎および腎盂機能の改善を目的として行なう場合,2)急性感染性水腎に対し救急外科的に行なう場合,3)腎部分切除術,腎盂切石術,腎盂形成術などに際して,腎盂内圧減圧,腎機能改善,感染の治療,残石に対する処置および出血による腎タンポナーデ予防などを目的として同時に行なう場合,4)下部尿管狭窄による腎および腎孟尿管機能低下を予防する目的で尿管形成術までの間に行なう場合,5)腎後性無尿で,下部尿管を用いて尿管皮膚瘻が行なえない場合,6)膿腎症で一時的に腎摘出を行なえない場合などが挙げられる。しかし,今回私に与えられたテーマは腎瘻造設術の経験であるので,ここではその手術手技についてのみ述べたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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