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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻3号

1977年03月発行

症例

前立腺摘除術後セラチアによる敗血症を来した1症例

著者: 福谷恵子1 篠原充1 岸洋一1 河村毅1 小磯謙吉1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.255 - P.258

文献概要

緒言
 セラチアは従来,病原性のないグラム陰性桿菌と考えられていた。しかし近年,抗生物質の目覚しい発達により感染症に質的変貌が生じ,その一つとしてセラチアによる感染症の報告が増加しつつある。時にはこれが重篤な敗血症に移行することもあり,セラチア感染症は臨床上重要な問題となつてきている。著者らは最近,前立腺摘除術後,セラチアによる敗血症を来した1症例を経験したのでこれをここに報告し,セラチア感染症,特に敗血症の問題点につき簡単に論じたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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