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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻4号

1977年04月発行

文献概要

手術手技

下部尿管損傷に対する手術—自家腎移植を利用した方法

著者: 遠藤忠雄1

所属機関: 1北里大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.313 - P.317

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 自家腎移植のほとんどが血管性病変を対象に行なわれ,尿管病変に対して行なわれた症例は,著者の調べた限りでは,1963年Hardy1)がhigh ure-teral injuriesに対して行なつたのが最初である。その他Marshallら(1966)2)が尿管損傷の2例について報告している。本邦では,服部ら(1967)3)が尿管病変について自家腎移植の経験を報告しているに過ぎない。手術手技に関してはHardy,服部らが述べているが,細部についての詳述が乏しい。北里大学病院において,1976年12月現在生体腎移植68例,屍体腎移植7例を施行し,かつ自家腎移植も経験しているので,下部尿管疾患に対する自家腎移植の手術手技について著者の経験を述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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