icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻4号

1977年04月発行

文献概要

原著

慢性前立腺炎患者におけるsplit ejaculatesの細菌培養

著者: 西村泰司1 F.Mobley2 C.EugeneCarlton, Jr.2

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室 2

ページ範囲:P.335 - P.337

文献購入ページに移動
緒言
 泌尿器科領域において慢性前立腺炎は非常に頻繁にみられる疾患にもかかわらず,その診断,治療および治癒判定がはなはだ困難なことは周知のごとくで,"Chronic Prostatitis Fact or Fiction"1)によつて代表されるように本疾患の存在さえ疑われたことは歴史的にも有名である。
 診断に関しては,MearesとStamey2)の発表したVB1(first voided urine),VB2(midstream spe-cimen),EPS(expressed prostatic secretions),VB3(urine after prostatic massage)によるfour glass methodが現在最も広く用いられているが,Black-lock3)のようにEPSが必ずしも問題となる病巣部由来とは限らないという理由からEPSの細菌培養の有効性を再考する向きもみられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら