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文献概要
原著
慢性前立腺炎患者におけるsplit ejaculatesの細菌培養
著者: 西村泰司1 F.Mobley2 C.EugeneCarlton, Jr.2
所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室 2
ページ範囲:P.335 - P.337
文献購入ページに移動泌尿器科領域において慢性前立腺炎は非常に頻繁にみられる疾患にもかかわらず,その診断,治療および治癒判定がはなはだ困難なことは周知のごとくで,"Chronic Prostatitis Fact or Fiction"1)によつて代表されるように本疾患の存在さえ疑われたことは歴史的にも有名である。
診断に関しては,MearesとStamey2)の発表したVB1(first voided urine),VB2(midstream spe-cimen),EPS(expressed prostatic secretions),VB3(urine after prostatic massage)によるfour glass methodが現在最も広く用いられているが,Black-lock3)のようにEPSが必ずしも問題となる病巣部由来とは限らないという理由からEPSの細菌培養の有効性を再考する向きもみられる。
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