文献詳細
文献概要
症例
Gibbons stentの2使用経験例
著者: 西村泰司1 川井博1
所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.433 - P.435
文献購入ページに移動尿管の通過障害に比較的encrustation,石灰化および異物反応の生じにくいシリコン製の尿管カテーテルを長期にわたり留置することは以前から試みられていたが1〜5),カテーテルを尿管内に定着させにくいという主問題点があつた。
最近Gibbons6)らは,カテーテルに尿管の蠕動運動に抵抗するように中間部に棘突起を,また尿管口側の末端部にflangeを工夫することにより,尿管内での定着性を持たせることに成功した。さらに,このGibbons stentはシリコンの中にスプリング・コイルを埋蔵し,外力に対して抵抗性で,腎盂側の先端はレントゲン非透過性であるなどの利点をも有する(第1図上)。
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