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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻5号

1977年05月発行

文献概要

症例

Gibbons stentの2使用経験例

著者: 西村泰司1 川井博1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.433 - P.435

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緒言
 尿管の通過障害に比較的encrustation,石灰化および異物反応の生じにくいシリコン製の尿管カテーテルを長期にわたり留置することは以前から試みられていたが1〜5),カテーテルを尿管内に定着させにくいという主問題点があつた。
 最近Gibbons6)らは,カテーテルに尿管の蠕動運動に抵抗するように中間部に棘突起を,また尿管口側の末端部にflangeを工夫することにより,尿管内での定着性を持たせることに成功した。さらに,このGibbons stentはシリコンの中にスプリング・コイルを埋蔵し,外力に対して抵抗性で,腎盂側の先端はレントゲン非透過性であるなどの利点をも有する(第1図上)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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