文献詳細
症例
文献概要
緒言
先天性前部尿道弁は前部尿道壁から弁状粘膜が突出し尿路の通過障害をきたす疾患である。従来本邦では比較的多い疾患とみなされていたが実際の報告例は決して多くない。そのため今日でも診断とくに尿道憩室や狭窄との鑑別に問題が多い。腎機能に悪影響を及ぼすこともあるので下部尿路通過障害の原因究明には常に本症も念頭におくべきである.最近われわれは典型的な前部尿道弁の1例を経験したので報告する。
先天性前部尿道弁は前部尿道壁から弁状粘膜が突出し尿路の通過障害をきたす疾患である。従来本邦では比較的多い疾患とみなされていたが実際の報告例は決して多くない。そのため今日でも診断とくに尿道憩室や狭窄との鑑別に問題が多い。腎機能に悪影響を及ぼすこともあるので下部尿路通過障害の原因究明には常に本症も念頭におくべきである.最近われわれは典型的な前部尿道弁の1例を経験したので報告する。
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