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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻6号

1977年06月発行

小さな工夫

手製コリメーターを用いたRadioisotope Penogram

著者: 荒木徹1 森永修1 吉田祥二2 田中滋男2

所属機関: 1高知県立中央病院泌尿器科 2高知県立中央病院放射線科

ページ範囲:P.519 - P.519

文献概要

 白井博士が開発されたRadioisotope Penogramはレノグラム装置を用いて行なう簡便で秀れたインポテンスの検査法である。ただレノグラム用のコリメーターをそのまま用いたのでは,陰茎まで届かなかつたり,届いても陰茎をコリメーター内に十分納められず失敗することが多い。白井氏らが特別設計されたものが望ましいことは言うまでもないが,一般病院では予算の関係もあり直ちに手に入れることが難しいこともある。そこでわれわれは次のようなコリメーターを手製し,満足すべき結果を得ているので紹介する。
 厚さ3mmの鉛板をメガホン状に巻き(手で簡単に巻ける),その上をガムテープで巻上げる(第1図)。レノグラム装置に取付ける側はそれに合わせた口径にする(われわれの場合Aloka社製で13.5cm)。陰茎を入れる側は口径4cmで,合成樹脂の輪を内装,全長30cmである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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