文献詳細
手術手技
文献概要
緒言
上部尿管結石に対する手術としては,一般に腰部斜切開によつて尿管に到達する方法が多く行なわれている。この術式では三層の筋を切断するために,尿管に達するまでに出血もあり,術後疼痛や知覚異常を残す症例がみられるほか術後ヘルニヤのおそれがあるなど手術侵襲が大きい。
南1,2)はこれに対し側方垂直切開により筋を切断することなく,筋膜のみを切開して尿管に達し,尿管切石術を行なう手術法を発表している。
上部尿管結石に対する手術としては,一般に腰部斜切開によつて尿管に到達する方法が多く行なわれている。この術式では三層の筋を切断するために,尿管に達するまでに出血もあり,術後疼痛や知覚異常を残す症例がみられるほか術後ヘルニヤのおそれがあるなど手術侵襲が大きい。
南1,2)はこれに対し側方垂直切開により筋を切断することなく,筋膜のみを切開して尿管に達し,尿管切石術を行なう手術法を発表している。
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