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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻8号

1977年08月発行

手術手技

膀胱全摘除術後の尿路変更—直腸膀胱

著者: 佐藤昭太郎1

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.697 - P.701

文献概要

はじめに
 膀胱全摘除に伴う尿路変更の一法として直腸膀胱は,その名に膀胱の名称が付されていることから明らかなように,代用膀胱または人工膀胱としてそこに尿の一時的な貯留と随意的な排出の可能性が期待される。直腸膀胱では直腸S状結腸部が尿貯留に当てられ,禁制は肛門括約筋で保持され,必要に応じて随意的に排泄される。かかる点からみると,尿管S状結腸吻合術およびその類型でもほぼ同様だが,これらでは同時に糞路となることで異なつている。これらについては別項で扱われ,ここでは糞路からはずされたものだけを直腸膀胱として扱つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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