icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻8号

1977年08月発行

Urological Letter

膀胱腫瘍の追跡は何年後まで必要か/南カリフォルニアでも包虫嚢腫が

ページ範囲:P.701 - P.701

文献概要

 泌尿器科医は通常,stageの低い膀胱腫瘍に対しては最初の1年間は3ないし4ヵ月に1度膀胱鏡検査をする。そして次の5年間は6ヵ月毎に膀胱鏡検査をしていく。
 ところが,筆者は最近,早期切除後16年目と21年目の再発例をみた。1例は43歳の男子でII度,stage Aの移行上皮癌のあることがわかり,1973年に切除した。この例は22歳で海軍に入つていた時,C度の膀胱種瘍がみつけられ経尿道的に切除され,3本のラドンシードを打込まれたという。病歴が入手できなかつたので当時の詳細なことはわからない。6〜7年間は年に1度は膀胱鏡検査を受けていたがその後は今回まで14年間は検査を受けていなかつたという。1973年には1人の友人に膀胱腫瘍のあることがわかつたので彼自身も膀胱鏡的検査を受けるために筆者の診察室にきたのであつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら