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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻8号

1977年08月発行

原著

膀胱腫瘍の新分類—特に従来の分類との比較

著者: 山田喬1 横川正之2 稲田俊雄2 大和田文雄2 福井巌2 和久井守2 三谷玄悟2

所属機関: 1濁協医科大学第一病理学教室 2東京医科歯科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.705 - P.713

文献概要

はじめに
 先にわれわれは間質と実質の相互関係に基づいた新しい膀胱腫瘍の分類を提案した8,9)。この分類について,特に泌尿器科の専門医の方々から,多くのご批判やらご質問を戴いた。この分類は組織構築学的分類に臨床的予後を踏まえた分類を加味したものであり,従来の分類とはその発想が異なるものであるが,この分類には多少の混乱もあり,考えなおすべき点にも気がついた。そこでこの分類を再び検討し,より理解しやすいように,そして泌尿器科の臨床,特に内視鏡的な所見と総合的に対照して理解しやすいように修正した。
 本論文では,1.なぜこのような分類を試みたか? 2.部分的に修正したこの分類の基準とその内容,3.従来用いられている分類との関係について改めて整理して記載したので,大方のご批判を再び仰ぎたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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