icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科31巻8号

1977年08月発行

交見室

泌尿器科領域でのCTについて/霧尿浸潤について

著者: 土田正義1 石塚榮一2 福島修司2 岩本晃明2

所属機関: 1秋田大学 2横浜市立市民病院

ページ範囲:P.746 - P.746

文献概要

 31巻6号交見室の石橋助教授の第1のご質問にお答え申し上げます。慧眼な先生がご指摘なさつた通り,鮮明な像を示している第1〜6図がEMI 5005型,第7図腎移植例はACTA 0100型で撮影したもので,両者の差は原図を見れば歴然としております。今年度の東部連合総会で小柴教授が企画されたシンポジウム「前立腺疾患に対するCT vs、超音波断層法の診断的価値」で福島医大一條助教授がEMIによる撮影例を多数呈示されると聞いておりますから,それに期待したいと思います。
 ところで両者の決定的な性能の違いを投稿論文に明記しなかつたのは私なりに理由があつてのことですけれども,折角のご要請ですから事情を簡単に申し上げます。私がSt. LouisのWashington大学にいた関係で,同大学紀要が定期的に送られてきますが,その中に新型EMI (5005型)による腹部横断豫が載つていて,その鮮明さに驚いたのは1975年のことです。ところが私は偶々Washington大学の泌尿器科のChair-manになつたStamford時代の友人Dr.Fairの招待で1976年AUAに出席の途次St.Louisへ行つて暫らく滞在し,放射線科のDr.Stanleyと一緒に撮影してその実際を確かめることができました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら