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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻1号

1978年01月発行

手術手技

尿失禁の手術—Sling法

著者: 石橋晃1

所属機関: 1北里大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.23 - P.26

文献概要

はじめに
 いわゆるstress incontinenceに対する手術法は実に多種多様である。基本的には膀胱底および頸部の挙上,あるいは尿道括約筋の補強という観点に立つて考慮された手術であるが,欧米の文献に示された方法を大略集計すると,実に50種以上に及ぶ。たしかにUllery10)のいうように数多くの方法があるということは,いずれの方法にも決定的な優位性は認められないということかもしれない。
 著者らは,比較的軽度なstress incontinenceに対しては,最近ではまず,Marshall-Marchetti-Kranzの変法6),Ballの原法2)あるいはLapidesの方法5)などを用いている。これらを選ぶ理由はひとえにその簡便性および確実性(90%以上の成功率)によるものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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