icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻1号

1978年01月発行

文献抄録

外尿道括約筋切開の勃起への影響

ページ範囲:P.26 - P.26

文献概要

 著者らは43例の神経因性排尿障害患者に経尿道的外括約筋切開術を施行して,6例に勃起力減退例を経験して報告した。従来はこの問題は等閑視されていたが,最近Carrion(1974),Kiviat(1975),その他の人により注目されるようになつた。
 著者の経験した症例はいずれも脊損によつて150ml以上の残尿のある患者で,切開前には間歇的留置カテーテル療法をうけており,1例は膀胱痩が設置されていた。外尿道括約筋部の狭窄については排尿時尿道撮影,該部のUPPの上昇,会陰部筋筋電図によつて確認された例である。また各症例について切開後1年ないし3年の臨床経過を観察し,脊損の部位,切開までの経過期間,損傷前の性障害の程度,性機能に影響する薬剤投与の有無,切開後の残尿量,切開手技方法などについて検討を加えて考察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら