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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻1号

1978年01月発行

手術手技

尿失禁の手術—Pereyra法

著者: 安藤弘1 中山孝一1 三浦一陽1

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.31 - P.35

文献概要

はじめに
 Pereyra法は1959年,Pereyra1)がstress incon-tinenceの手術法として従来観血的に行なわれていたretropubic urethropexyをより簡略化する目的で,彼の考案になる器具を用い,blind操作で傍尿道組織(paraurethral tissue)を吊り上げ,膀胱底部を挙上し,尿道・膀胱支持組織の弛緩を矯正し,後部尿道と膀胱底部のなす角度を正常化し,尿道抵抗の強化を企図した方法である。
 2年前,St Louisの産婦人科医Prof.Backer,M.H.からPereyraの器具を譲り受け,5例の患者に本法を施行して良結果を得たので以下その手術法について記述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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